墓じまいしました。
もうすぐ、70歳、時々自分の年齢にびっくりする。過ぎてしまうと人生はあっという間に感じる。幸か不幸か相続に係る仕事について人間の終末期について深く考えることがある。自分亡き後、残された家族が楽しく懐かしく思い出してくれれば、自分の人生は意味があったと思える。愚痴や言い争いは避けたい、そのために身の回りの整理整頓の必要がある。少し前から片付けを始めた。そこで墓じまいに突き当たった。父を送って26年、母を送って19年、頑張って墓守りをしてきた。子供達はいずれも遠方で逢うこともむずかしく、彼らに墓を頼むことはできない。自分亡き後、無残に朽ち果てていくだろう、と、墓じまいに至った。これがなかなか大変で半年を有して、やっとしかるべき所に納骨した。更地になった墓地の前に立つと一抹の寂しさと後ろめたさは否めない。仏壇に手を合わせ「父さん、母さん、絶対に忘れないからね!」と自分の気持ちに折り合いをつけた。
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